2011年6月23日木曜日

省エネ空調のススメ~熱帯夜に安眠を~

1. 外の空気を入れないこと。
2. 無駄な電気は使用しないこと。
3. 寝る1時間前に冷房を22℃設定で1時間運転し、後は扇風機を使用すること。
 
この3つを行うことで、室温が快適範囲に保たれて、安眠が出来ると考えます。
また、一晩の消費電力も半分以下に削減できます。

以下、検証に入ります。

まず、自分の持っている数値での快適範囲は、
室温:28~30℃
湿度:30~50%
という数値です。
この条件で、扇風機を使用していれば、不快ではないのです。

次に、22℃設定で1時間運転するだけで、快適範囲に保てる根拠を示します。

まず、部屋の窓を開けて、換気をします。
室内は、34℃60%程度の条件になります。

そして、冷房をON!!
22℃で運転を1時間継続します。
そして、OFFします。

ここで、室内は、22℃55%程度の条件になります。

このあとは、扇風機をお願いします。

おそらく、徐々に室温が上がって行くことと思います。
人体や、壁、機器類の発熱が原因なのです。

室温が上がっても、空気中の水分量が変わらなければ、湿度は下がります。
(実際は人体からの発汗で、多少は上がります。)
空調を止めて、しばらくすると、

室内は、30℃33%程度の条件になります。

快適範囲の範囲ですね。

また、一晩(8時間)の消費電力を算出してみます。

エアコンの消費電力:1.0kW × 1h = 1.0kW
扇風機の消費電力:0.05kW × 8h = 0.4kW

・・・合計:1.4kW となります。


ここで、ひと段落。
↓少し、涼んで下さい。

一方、28℃設定で、夜通しエアコンを使用した場合です。

エアコンは設定温度より10~14℃低い温度で、冷風を吹くことで、室内を冷却します。
28℃の場合、18℃で吹出すと考えられます。
この場合、湿度は55%ぐらいになります。

ここで、室内は、28℃55%程度の条件になります。

快適範囲の範囲から、湿度がはみ出ています。

また、一晩(8時間)の消費電力を算出してみます。

エアコンの消費電力:0.4kW × 8h = 3.2kW
(28℃運転だと、機器がMAX運転に入らず、40%程度まで電力を削減できる)

・・・合計:3.2kW となります。


まとめ。

「1時間運転」:30℃33% 消費電力1.4kW
「常時 運転」:28℃55% 消費電力3.2kW

自分は、「1時間運転」をしています。
消費電力は50%以上の削減です。

16円/kWとして、1.8kW/日×16円/kWで、29円/日。
60日で、1800円程度の削減となります。

そして、ばっちり安眠です。(もともと安眠ですけれど)

何より、限りある資源を有効に使えますよね。
そして、子孫に こんな景色を継承する義務を果たしたいものです。